Windows11でCUDAの環境を準備する

Last update: 2024/12/15


Window 11にCUDA Tool kitをインストールする

今回は以下の環境に、CUDA Tool kit 12.6をインストールした。

基本的にはNVIDIAのCUDA Installation Guide for Microsoft Windowsに沿ってインストールを進める。

使用しているGPUがCUDAに対応しているか確認する

まず前提として、使用しているGPUがCUDAに対応している必要がある。GPUがCUDAに対応しているかはCUDA GPUs - Compute Capability | NVIDIA Developerで確認することができる。

Visual Studio 2022のインストール

CUDAを使うためにはc/c++のコンパイラが必要なので、MicrosoftのページからVisual Studio 2022をダウンロードして、インストールする。CUDAを使用するにあたって必要なのはビルドツールだけなので、以下のようにMSVC v143のビルドツールのみチェックを入れてインストールした。

Windows 11 SDKも必要だった。SDKがないと、あとからコマンドラインからCUDAのコンパイラを使用する際に必要なファイルがincludeできずにErrorになった。デフォルトのチェックのままインストールした方が無難かもしれない。

CUDA Toolkit 12.6 Update 3をインストール

今回インストールした時点での最新版であるCUDA Toolkit 12.6 Update 3のマイクロソフト版をダウンロードし、インストールする。環境に合わせて以下の内容でダウンロードした。

インストールは、オプションなどの設定はデフォルトの設定のままでインストールした。

CUDA Toolkitがインストールされたか確認する

Power ShellかCommand Promptを開き、「nvcc -V」と打って以下のように表示させればインストールできている。

C:\> nvcc --version
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2024 NVIDIA Corporation
Built on Wed_Oct_30_01:18:48_Pacific_Daylight_Time_2024
Cuda compilation tools, release 12.6, V12.6.85
Build cuda_12.6.r12.6/compiler.35059454_0

Copyright (c) 2024 kd