CLI環境のLinuxにGUIをインストールしてWindowからリモートデスクトップする

Last update: 2024/12/21


環境

前提条件

GUI環境をインストールする

Alma Linuxをインストールする際、minimalでインストールしていたためGUI環境はインストールされていなかったので、まずGUIの環境をインストールする。GUIはdnfのgroup installでServer with GUIをインストールすることで使用できるようになる。ちなみに、dnf group listを実行するとServer with GUIが利用可能であることが確認できる。

$ dnf group list
Last metadata expiration check: 19:55:08 ago on Sun Dec 29 17:13:26 2024.
Available Environment Groups:
Server with GUI
…以下略…

以下のコマンドでgroup installする。なおパッケージのサイズが1.2GB程度あるので、ストレージの容量に余裕がない環境で実行する場合は注意。

$ sudo dnf group install "Server with GUI" 

xrdpをインストールする

以下のコマンドでxrdp(Windows RDPに対応したオープンソースサーバ)をインストールする。

$ sudo dnf install xrdp

xrdpを有効にするときは、以下でサービスを起動する。

$ systemctl start xrdp

上のコマンドだと一時的にxrdpが有効になるが、再起動した場合などは無効になるため、起動したときにxrdpを自動起動させたい場合は以下のコマンドで設定する。

$ systemctl enable xrdp

デフォルトだとファイアウォールに引っかかるので、リモートデスクトップのポート3389の通信を許可する。

$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=3389/tcp
$ sudo firewall-cmd reload

Windows11からリモート接続する

Windows11でリモートデスクトップを開き、Linux PCのIPアドレスを指定して接続する。

警告が出るが、「はい」を選択。

ログイン画面が出るので、ユーザー名とパスワードを入れれば接続できる。

参考文献

GitHub - neutrinolabs/xrdp: xrdp: an open source RDP server

WindowsクライアントからLinuxサーバへリモートディスクトップ(RDP)で接続するための設定 | だっしぃのテクニカルブログ


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