Last update: 2025/1/22
Windows 11 Home 24H2
PCを新調したので、WSLをインストールしなおすことにした。以前はいろいろUEFIで設定をいじったりした記憶があるのだが、以下を読んだところ最近はPower Shellからコマンド一つでインストールできるようになったとのこと。
上のページに従って以下を実行すると、特に問題なくインストールされた。デフォルトではUbuntuがインストールされるようになっている。
> wsl --install
ダウンロード中: Linux 用 Windows サブシステム 2.4.10
インストール中: Linux 用 Windows サブシステム 2.4.10
Linux 用 Windows サブシステム 2.4.10 はインストールされました。
この操作を正しく終了しました。
ダウンロード中: Ubuntu
インストール中: Ubuntu
ディストリビューションが正常にインストールされました。'wsl.exe -d Ubuntu' を使用して起動できます
インストール完了すると、以下のインストラクションのウィンドウが自動的に立ち上がる。以前よりかなり親切になっている印象。
起動方法はいろいろあるが、windowのアプリとしてUbuntuがインストールされているので直接起動することができる。
起動するとユーザー名とパスワードの入力を求められるので、それぞれタイプするとUbuntuが起動する。インストールされているUbuntuのversionを確認すると、24.04.1 LTSがインストールされていた。
$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.1 LTS"
NAME="Ubuntu"
VERSION_ID="24.04"
VERSION="24.04.1 LTS (Noble Numbat)"
VERSION_CODENAME=noble
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
UBUNTU_CODENAME=noble
LOGO=ubuntu-logo
今とある本を読んで勉強をしているのだが、その本ではUbuntu 18.10が使われている。なるべく環境を合わせたいので、近いVersionのUbuntuをインストールすることができる。
使用できるディストリビューションは以下のコマンドで確認することができる。以下の中ではUbuntu 18.04 LTSがもっともversionが近いので、これをインストールしてみる。
> wsl --list --online
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
'wsl.exe --install ' を使用してインストールします。
NAME FRIENDLY NAME
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP5 SUSE Linux Enterprise 15 SP5
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP6 SUSE Linux Enterprise 15 SP6
Ubuntu Ubuntu
Ubuntu-24.04 Ubuntu 24.04 LTS
kali-linux Kali Linux Rolling
openSUSE-Tumbleweed openSUSE Tumbleweed
openSUSE-Leap-15.6 openSUSE Leap 15.6
Debian Debian GNU/Linux
Ubuntu-18.04 Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04 Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu-22.04 Ubuntu 22.04 LTS
OracleLinux_7_9 Oracle Linux 7.9
OracleLinux_8_7 Oracle Linux 8.7
OracleLinux_9_1 Oracle Linux 9.1
-dオプションを使って上のリストの中のDistributionを指定すれば、指定したDistributionをインストールすることができる。
>wsl --install -d Ubuntu-18.04
インストール完了したのでversionを確認したところ、所望のVersionのUbuntuがインストールされていた。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.6 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.6 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic
なお、インストールしたUbuntu 18.0.4は最初にインストールしたUbuntuと別のアプリとして表示されるので、目的に応じて使い分けることができる。また、以下のコマンドでインストール済みのDistributionを指定してアンインストールすることができる
wsl --unregister
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