自作PCにRocky Linux9をインストールする

Last update: 2024/12/15


環境

Rocky Linux9

PCの詳細については以下のページを参照。

Alma Linux9でC/C++/Fortranのコンパイラをインストールする

ISOイメージを入手してUSBメモリに書き込む

まずRocky Linuxの公式ページからISOイメージを入手する。今回はRocky Linux9のMimimal ISOを使う。Minimal ISOだとGUIはインストールされないので注意。

ISOイメージをダウンロードしたらUSBメモリにイメージを書き込む。書き込む方法はいろいろあるが、私はRufusというソフトを使って書き込みを行った。(Webサイトが若干怪しいが、Alma Linuxの公式インストールガイドでも紹介されていたソフトなのでそんなに怪しいソフトではない…はず)。

rufusで以下のように設定して、書き込みを行う。いくつかダイアログが出るが、すべてデフォルト設定で書き込んだ。

Rocky Linux9をインストールする

PCにPCにはディスプレイ、キーボード、マウス、LANケーブルを接続した状態で、ISOイメージを書き込んだUSBメモリを挿して起動する。起動時の挙動はマザーボードによるが、今回の環境では起動時にF11を押すとbootの画面に富んだので、そこでUSBメモリに書き込んだイメージを選択する。

そうすると、以下のようにGRUB2が立ち上がるので、デフォルトの「Test this media & install Rocky Linux 9.5」が選ばれている状態でEnterを押す。

言語選択画面が出るので、日本を選択してEnterを押すと以下の画面になる。

今回は最小限の設定として以下を設定してインストールした。

インストールが完了すると画面上にrestartボタンがでるので、restartするとCLIのログイン画面になる。これでrootか先ほど作成したユーザーでログインすれば、Rocky Linuxを使えるようになる。

また、ネットワークに接続していればip addressコマンドなどでIPアドレスを調べて、この段階で他のPCからユーザー名とパスワードでSSH接続することもできる。(※rootだとデフォルト設定ではパスワードによるSSH接続はできない)

Rocky Linux9の初期設定をする

このままでも使えるが、セキュリティ強化のためにいくつか設定を追加していく。

まずはrootでのログインを不可能にする。作成したユーザーでログインし、su、visudoを実行する。

$ su
# visudo

一番下に以下の行を追加して、保存して終了したらexitでrootから抜ける。試しにrootから抜けた状態で再びsudo visudoを実行して、rootにならなくてもvisudoを開けるようになっていればOK。

ユーザー名  ALL=(ALL)       NOPASSWD: ALL
# exit

これで作成したユーザーからroot権限でコマンドを実行できるようになった。あとは以下のコマンドでrootのパスワードの削除とロックを行えばOK。以降は作成したユーザーでログインする。

$ sudo passwd -d root
$ sudo passwd -l root

このあとの手順については、以下のページの「パッケージのアップデート」以降と全く同じ手順でSSHの設定などをしたので、以下を参照。

VPSにRocky Linux 9を再インストールして初期設定をする

参考文献

Installing Rocky Linux 9 - Documentation

Rocky Linux 9 インストールガイド #初心者 - Qiita


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